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2015 年度 実施状況報告書

地域住民と大学、看護学生による、がん患者と家族を地域で支えるシステムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 26463549
研究機関金沢大学

研究代表者

岡本 理恵  金沢大学, 保健学系, 准教授 (50303285)

研究分担者 表 志津子  金沢大学, 保健学系, 教授 (10320904)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワードがん患者 / 地域住民 / 看護学生
研究実績の概要

27年度は「がんと診断された時からの相談支援事業」シンポジウム(厚生労働省委託事業)等に参加し、地域でがん患者とその家族を支えるための地域ケアシステムの構築について検討を行った。しかしながら、対象者や調査員の決定が遅れたため、年度内に住民に対する調査を実施することはできなかった。現在、調査対象の選定を行い、28年度8月頃に実施予定の調査に向けて準備を行っている。
「がん罹患した場合に自分が取る行動や感情」、「医療機関に望むこと」、「地域に望むこと」、「地域や医療機関に望むことを実現するためには地域にどのような資源が必要か」、「自分もしくは近親者にがん患者がいる場合の闘病状況と困難時の対処内容」等の内容で調査用紙を作成中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

28年度は調査員として看護学生の参加が見込めるため、調査時期を28年度中とした。進捗状況としては遅れているが、最終的には研究成果を学生に還元していく意味からも、調査時から学生が関わる体制を作っていきたいと考えたため。

今後の研究の推進方策

28年度:基礎調査の実施
研究対象を地域包括支援センターの地区組織活動に参加する住民や一般企業で働く労働者とし、28年8月に調査を実施し調査結果の分析を行う予定である。
29年度:28年度の調査結果について、調査対象の中の同意を得られた者に対し、フォーカスグループインタビューを用いてさらに内容を深めた分析を行う。また、それらの対象及び、看護学生に対し、アクションリサーチの実施(組織化と検討)を行う。「地域で患者とその家族を支える方法を考える会」を組織し、大学にて月1回程度の開催とする。話し合いの方向性によっては、外部から識者を招き、勉強会を開催する。28年度に実施した質問調査の結果等を検討の基礎資料とする。活動のまとめを行い、成果発表、論文執筆を行う。

次年度使用額が生じた理由

27年度の調査を延期したのは、調査活動から看護学生の参加を得る着想を得たためであり、28年度は8月より調査の実施ができる予定である。

次年度使用額の使用計画

28年度は調査費(紙代、郵送代、データ入力等)と成果の公表、調査後のアクションリサーチの準備に使用する計画である。

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公開日: 2017-01-06  

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