卒業時に保健師として習得すべき既知の知識およびスキルに加え、本研究で90%以上の同意を得た態度・価値観13項目、ジェネリック・スキル12項目を組み込み、アクティブ・ラーニングの学習プロセス展開を枠組みとし、体系的教育方略の試案を作成し、教育実践を試行した。今後、学生の学習成果と合わせて検討し、教育プログラムとしての有効性を検証するとともに、他大学でも実践できるように精選していく必要がある。 また、保健師実践能力を評価する方法として、保健師活動のイメージ図を試案した。体系的理解を測る指標として利用可能性が示唆されたが、さらに教示方法の工夫や評価のわかりやすさなど改良していく必要がある。
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