本研究の目的は、児童虐待の発生予防・早期対応にむけた、自治体保健師と地域組織の役割共有し活動を推進するパートナーシップのプロセスモデルを構築することである。 今回構築した地域組織と保健師のパートナーシッププロセスモデルは、保健師は、地域組織との活動推進にむけた基盤整備、自治体の保健関係部署の一貫した関わりの調整等地域組織は、サービスの質向上にむけた研修等への参加、活動の基盤として必要な情報提供や仕組みに関する提案等を行っていた。パートナーシップ構築活動は、保健師の勤務する市町村規模や業務と、ネットワーク形成実践技術に関連した活動であることが明らかになった。
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