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2016 年度 実施状況報告書

倫理的課題・ジレンマに対応する保健医療人材育成のための基盤的研究

研究課題

研究課題/領域番号 26463554
研究機関大分県立看護科学大学

研究代表者

川崎 涼子  大分県立看護科学大学, 看護学部, 准教授 (30437826)

研究分担者 大西 眞由美  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (60315687)
西原 三佳  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 助教 (70712107)
中尾 理恵子  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 准教授 (80315267)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード保健師 / ジレンマ
研究実績の概要

本研究の目的は、保健師の日常的活動における倫理的課題・ジレンマの状況を明らかにし、ストレス対処能力sense of coherence(SOC)との関連を解析することで、公的保健医療人材としての保健師の現任教育への活用を検討することである。公的機関の保健福祉部門で働く行政保健師を対象とする。業務やキャリアステージごとの分析を行う予定であった.
平成28年度は,当初計画では結果のまとめおよび公表を行う予定であったが,研究代表者の所属機関の変更により,計画変更が必要になった.計画変更に伴い,28年度にデータ収集を行うこととしたが,研究代表者のその他業務が多忙になり,調査の実施が遅れている.また,研究分担者と所属機関が異なるようになり,当初の研究対象者との連絡調整を変更する必要が生じた.
倫理的課題・ジレンマについては,平成27年,28年に,すでに複数の研究者によって全国の保健師を対象とした調査が実施された.このため,本研究では,実際の業務の実施状況と保健師の考える優先順位の認識との差に着目することとした.28年度は研究分担者との打ち合わせを行い,調査の対象者を九州内の市町村保健師から全国の母子保健担当保健師とすること,母子保健分野における実際の業務の実施状況と,業務担当保健師の考える優先順位の認識の差異についてのジレンマに着目し,調査を行う準備をすすめ,所属機関の倫理審査申請の準備を行った.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究期間の途中で研究代表者の所属機関の変更があり,調査対象者およびエフォートの大幅な変更を必要とした.このため,調査の対象者を全国の母子保健担当保健師とすること,母子保健分野における実際の業務の実施状況と保健師の考える優先順位の認識の差異について調査を行う準備をすすめている.

今後の研究の推進方策

全国の母子保健担当保健師に着目し,家庭訪問の機会が多く,困難事例も増加している母子保健分野においての実際の業務の実施状況と保健師の考える優先順位の認識の差異について調査を行う.所属機関にける倫理審査の申請を行った.また,保健師の業務の優先度の差異とストレス対処能力sense of coherenceの関連についての調査も実施する予定である.

次年度使用額が生じた理由

研究分担者と所属機関が異なるようになり,当初の研究対象者との連絡調整を変更する必要が生じたこと,および研究代表者のその他の業務の多忙によって当初予定のデータ収集および結果の公表ができなかったため,そのための郵送費,人件費,分析用ソフト購入費は未使用である.

次年度使用額の使用計画

29年度に研究期間を延長し,データ収集を行う準備を進めている.
このため,調査用紙の印刷費,封筒など購入費,郵送費,分担研究者との打ち合わせ,スーパーバイズを受けるための謝金として使用する予定である.

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公開日: 2018-01-16  

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