本研究では要介護状態の発生と関連がみられる項目について、特定健康診査の生活習慣・健康状態のデータと診療報酬に関するデータを突合して明らかにすることを目的とした。また生活習慣病の発症との関連も明らかにすることを目的とした。研究協力の得られた人口約5万人の市町村で、平成24年度に特定健康診査を受診した65歳から74歳の1291人を分析対象とした。その結果、要介護状態の発生には特定健康診査でHDLコレステロール値が39mg/dl以下であることが、生活習慣病の発症にはHbA1cが5.2%以上、BMIが25以上、収縮期血圧が130mmHg以上であることが関連していることが明らかとなった
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