研究課題
基盤研究(C)
摂食時の唾液分泌は、視床下部外側野(LH)の調節を受けていることが考えられる。顎下腺・舌下腺の副交感性の一次中枢である上唾液核(SSN)神経に対するLH局在の摂食促進ペプチドであるメラニン凝集ホルモン(MCH)の影響を調べた。SSN神経はMCH受容体を発現しておらず、またMCHに対して無応答であった。従って、LHによるSSN神経の調節は他の伝達物質、例えばオレキシンにより行われている可能性がある。
口腔機能の自律神経性調節機構に関する研究