看護師はクリニカルパス作成に関与することで、知識の増加や段取りの良さ、学習の積極性が上がると感じていた。しかし、クリニカルパス作成のメリットを感じている者ほど自己の知識や技術を示す機会が減っていると感じており、作成時と利用時とでは意識が大きく異なっていた。患者適用時には看護師はクリニカルパスを医師からの単なる指示として受け取っている可能性が高い。多職種コミュニケーションツールのプロトタイプはこの状況を解消することを目的とし、看護師の記録や行動等に対して称賛コメントを追加できるようにした。医師等からの応答に対しては正の評価につながっていると感じ、同職種からの応答に対しては負の評価と感じていた。
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