介護予防策として高齢者サロンの有効性を評価する目的で、徳島県美馬市の65歳以上高齢者を対象に調査を行った。美馬市の高齢化率32.0%の地域で高齢者サロン開催数が徳島県で第1位で介護予防効果を検証した。地域社会の中での人間関係、環境とのかかわりに社会関連性指標を用いた。その結果、高齢者サロン参加の有無には、活動参加や性別と病院への定期通院が要因であった。さらに高齢者の残存歯数との関係には、年齢や喫煙習慣および地域の特性が明らかになった。地域社会の中での人間や社会との関係の乏しさが日常生活の低下を招く予防策に高齢者サロンは介護予防の一助と成ることが明らかになった。
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