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2018 年度 研究成果報告書

紋章との比較による系譜の図像化規則とその構造分析

研究課題

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研究課題/領域番号 26503015
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 文化学
研究機関大谷大学

研究代表者

柴田 みゆき  大谷大学, 社会学部, 教授 (50321063)

研究分担者 三浦 誉史加  大谷大学, 文学部, 准教授 (00440868)
研究協力者 生田 敦司   (00440868)
杉山 正治   (10367922)
平塚 聡   (40536538)
松浦 亨   (90271676)
横澤 大典   (70815696)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2019-03-31
キーワード系図 / 紋章
研究成果の概要

本研究では、日本と海外(特に英国とポーランド)の文献・実地調査から、紋章・系図が持つ図像化規則とその構造を検討し、次の5点の成果を得た。(1)紋章構造の記録に関して、不変の個人情報以外に、変動情報・マーシャリング情報・ケイデンシー情報の必要性を提案した。(2)紋章の認定証をテキスト解析し、情報を補完する手法を提案した。(3)中世の人々の紋章に対する理解を、シェイクスピアの紋章と彼の作品から解明した。(4)紋章に関する書籍の図情報の信憑性について、再調査する必要性を示した。(5) 西洋や中国・朝鮮では血族の継承を重視する一方、日本では家の継承を重視する傾向について、比較研究の必要性を示した。

自由記述の分野

人文情報学

研究成果の学術的意義や社会的意義

系図や紋章あるいは家紋について人間は、誰かのもの、あるいはどこかの家のものと判別可能である。しかしその意味する内容の正確かつ完璧な理解がなされているかは、それらが内包する膨大な情報量ゆえに常に疑問が残る。本研究の意義は、人間が漠然と認識してきたこれらの標章が、時代によって様々にその意義を変えてきた可能性を提示するところにある。また、その解明のためには膨大な静止画データの整理と分析が必要となるが、現在の主流である個別の要素による分類では解決できない理由とその改善点も指摘した。

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公開日: 2020-03-30  

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