研究実績の概要 |
前年度に開発したオーキシン合成の最終ステッフを担う酵素YUCCAを阻害する新型のオーキシンの合成阻害剤BBo、PPBoについて論文発表を行った。(Kakei Y., Yamazaki C., Suzuki M., Nakamura A., Sato A., Ishida Y., Kikuchi R., Higashi S., Kokudo Y., Ishii T., Soeno K. and Shimada Y. (2015) Small molecule auxin inhibitors that target YUCCA are powerful tools for studying auxin function. The Plant Journal, doi:10.1111/tpj.13032)新型オーキシン合成阻害剤やこれまでに報告されているオーキシン合成、シグナリング、輸送の阻害剤処理をしたシロイヌナズナのトランスクリプトームを用意し、共通した変動、異なる変動についてクラスター解析した。前年度までのAtCAST解析により判明していたオーキシン合成、シグナリング変異体の遺伝子発現変化と統合して、場合によってオーキシン濃度に応答するものと、常にオーキシン濃度に応答する遺伝子発現変化を区別した。これらの成果について国際学会Pacifichemにて発表した。
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