研究課題/領域番号 |
26512001
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
小野 浩幸 山形大学, 理工学研究科, 教授 (20312754)
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研究分担者 |
藤原 貴典 岡山大学, その他部局等, 教授 (20274011)
川名 優孝 東京海洋大学, その他部局等, 准教授 (00456310)
伊藤 正実 群馬大学, 学内共同利用施設等, 教授 (60274742)
川崎 一正 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (50214622)
木村 雅和 静岡大学, 学内共同利用施設等, 教授 (50177929)
北村 寿宏 島根大学, 学内共同利用施設等, 教授 (60314621)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 地域密着型金融 / 地域イノベーション / 産学連携 |
研究実績の概要 |
本研究では、地域密着型金融の導入によって活発化した地域金融機関の経営支援活動に着目し、その実態と産業創出等の効果、当該活動に影響を及ぼす因子について調査・検証を行う。3カ年計画の2年目となる平成27年度は、昨年度実施した全国アンケート調査結果の分析と学会発表、論文投稿、アンケート調査の結果明らかとなった先進事例について研究セミナーの開催を行った。 1.研究体制 昨年度組織した研究分担者をメンバーとする研究推進タスクフォース会議を2回開催(平成27年11月6日、平成28年3月11日)し、調査計画の検討及び調査結果の検証を行った。 2.研究成果の分析と発表 昨年度実施したアンケート調査結果を取りまとめ、6月に北見市で開催された産学連携学会研究大会にて発表した。また、平成28年3月に産学連携学会より発行された「テキスト産学連携学入門」に調査の結果を掲載した。 3.研究論文の投稿 アンケート調査により得られたデータを多角的に分析した内容を論文にまとめ、産学連携学会、地域活性学会の学会誌に研究論文として投稿した。(一部掲載、一部掲載決定通知) 4.先進事例に学ぶ研究セミナーの開催 アンケート調査の結果明らかとなった先進事例について、その内容の詳細や効果について学ぶための研究セミナーを新潟市にて開催した。(平成28年3月11日)
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定していたタスクフォース会議の開催、研究セミナーの開催については予定通り実施することができた。また、調査結果を分析した結果について学会研究大会、学会発行の書籍発刊等の機会を捉えて発表することができた。また、一部の地域においては現地ヒアリングによる実態調査を行った。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は研究期間の最終年度となるため、ヒアリングによる全国実態調査を以下により計画的に実施していく。 1 アンケート結果をもとに各地域の実態調査対象となる金融機関を数機関抽出 2 調査チームが現地に行き、ヒアリング等により実態の詳細調査を実施 3 調査結果をとりまとめ基礎データ解析結果等と合わせた類型化 また計画どおり海外調査を実施し、日本の金融機関の特殊性について明らかにしていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成27年度中に行う予定であった現地ヒアリング調査の一部がヒアリング対象者とのスケジュール調整の都合で実施できず,28年度に実施することとなったため.
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次年度使用額の使用計画 |
ヒアリング対象調査先を全国アンケート調査結果から再抽出し,調査チームが現地に行き,ヒアリング等による実態調査を実施する.
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