PT調査の分析から,若年層の外出が減少を把握し,この前提で将来交通量の推計を行った.2030年/2010年で近畿圏の総交通量が14%減少することを明らかにした. WEB調査から,外出頻度の多寡と年収との関係(100万円程度の差がある)を把握した. インターネットの利用頻度と交通行動の関係の分析より,仮説に反してネットをよく使う人たちは交通も活発に行い,ネットを使わない人たちは外出も少ないことが明らかとなった.H.28年9月に3年間の研究の報告を目的にシンポジウム「外出の減少とこれからの社会のデザインを考える」を開催し,110名の参加者により活発な意見交換を行うことができた.
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