森林を構成する樹木個体の枝・葉の成長・枯死消失確率ならびに死亡確率を解明する研究を進捗させた.観測された20年間の葉群構造データにもとづいて樹木の成長・衰亡に関する統計モデリングが可能となった.森林内の三次元光分布に与える影響を調べるために,OpenGLをつかって幹・葉群の三次元 モデルを構成し林内光分布を評価する方法を開発した.個体内の上部の葉群が下部を被陰する個体内競争も重要な過程を検証することができるようになった.樹木個体の成長に関する経時的な統計モデルについて解明する必要があり,年輪データを解析する統計モデルを作り,樹木の年齢・サイズ・気温など外的要因が直径成長に与える影響を解明した.
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