本研究は、プログラム難読化によるソフトウェア保護を目指し、最も難解と考えられている言語Malbolgeによるプログラム手法の開発を目指すものである。研究の結果、C言語サブセットで書かれたプログラムをMalbolgeのワードを拡張したMalbolge20のプログラムに変換できるようになった。 本研究ではまず、ワード長を20桁に伸長したMalbolge20を設計し、インタプリタを作成した。次に、低級アセンブリからMalbolge20をシステム的に作成する手法を構築し、実装した。さらに、C言語サブセットをMalbolge20に変換するコンパイラ構築の基盤となる研究を行い、コンパイラを作成した。
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