携帯端末は様々な状況下で利用されるため,想定される脅威も様々である.よって,そのセキュリティ機能である個人認証も状況や脅威に応じて柔軟であるべきである. 本研究では,この目的に資する個人認証の実現に取り組み,以下の成果をあげた. 1) ユーザの秘密情報を変更せずに,提供しうる安全性を柔軟に変更可能な画像認証 2) ライフログデータを想定し「特定の規則」を用いて秘密情報を定義する時限式パスワードによる個人認証 3) 振動や圧力入力の応用により,第三者に認証行為を覗き見されたとしても入力した秘密情報の窃取が困難な個人認証手法 4) ユーザ自身により個人認証の利用可能性を制御する枠組みの提案
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