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2015 年度 実績報告書

ウェアラブル高速センシングに基づく実世界接触型入力技術の研究

研究課題

研究課題/領域番号 26540099
研究機関東京大学

研究代表者

渡辺 義浩  東京大学, 情報理工学(系)研究科, 講師 (80456160)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
キーワードウェアラブル機器 / 高速センシングシステム / 高速画像処理
研究実績の概要

本研究では、ユビキタスな情報環境のための新たな入力ユーザインタフェースとして、手首に装着されたウェアラブル高速センシングユニットによって、実世界のあらゆる面を情報端末のための入力操作面とする技術の研究開発を実施している。
本年度は、前年度までに開発したユニットに基づき、新たな応用機能の実現に着手した。ここでは、写真撮影を基本とするアーカイブ応用に注目した。近年、スマートフォンなどのカメラ機能付き携帯デバイスの普及やブログやSNS などの写真と連携可能なウェブサービスの普及により、情報の記録や日常のメモを目的とした写真撮影の利用が増えている。しかしこうした写真撮影の多様化に対して、撮影手法は、撮影対象をファインダーにおさめてシャッターを切る、という手法が依然として一般的である。この従来の撮影手法は、撮影デバイスを取り出す手間や時間および、撮影対象を画角内に捉えるまでの時間を要するため、情報の記録や日常のメモを目的として写真撮影を行う上で手軽さや高速性を欠いている。そこで本研究では、情報の記録や日常のメモを目的とした撮影を、より簡単かつ、より高速に実現する、実世界接触型アーカイブという新たな形態を提案した。提案する応用機能では、アーカイブ対象への手による実物体接触を撮影トリガとして撮影を行った。また、シームレスな情報記録に向けて、撮像動画像からアーカイブ対象の写真を自動的に取り込む機能も実現した。複数の対象に対して実験を行ったところ、得られたデータに対して条件を整えることで、高い撮影成功率を達成することが示された。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2015 その他

すべて 学会発表 (2件) 備考 (2件)

  • [学会発表] ウェアラブル高速ビジョンを用いた実物体接触型アーカイブの検討2015

    • 著者名/発表者名
      畑中智貴, 渡辺義浩, 石川正俊
    • 学会等名
      日本バーチャルリアリティ学会大会
    • 発表場所
      東京都江東区,芝浦工業大学
    • 年月日
      2015-09-09 – 2015-09-11
  • [学会発表] ウェアラブル高速ビジョンのための識別型指先トラッキング2015

    • 著者名/発表者名
      日下部佑理,Muhammad Sakti Alvissalim,渡辺義浩,石川正俊
    • 学会等名
      画像センシングシンポジウム
    • 発表場所
      神奈川県横浜市,パシフィコ横浜
    • 年月日
      2015-06-10 – 2015-06-12
  • [備考] Anywhere Surface Touch: 実環境のあらゆる面を入力面とするインタフェース

    • URL

      http://www.k2.t.u-tokyo.ac.jp/vision/AST/index-j.html

  • [備考] ウェアラブル高速ビジョンを用いた実物体接触型アーカイブ

    • URL

      http://www.k2.t.u-tokyo.ac.jp/vision/Touchshot/index-j.html

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公開日: 2017-01-06  

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