本研究の目的は、研究代表者がこれまで培ってきた身体図式更新手法の応用による効率的なスポーツトレーニングの実現である。 高速・正確な運動動作を要するタスクでは、個人の感覚とくに運動学習のベースとなる身体図式の真度が要求される。しかし、身体図式の真度には個人差があるため、これが運動神経低下の一要因として考えられている。一方で、研究代表者らは独自にVR技術を用いた身体図式の更新手法を提案し、効果検証を行ってきた。 そこで、ゴルフのパッティング動作を対象として、身体図式矯正を通したフォーム矯正を行うトレーニングシステムを構築した。結果として、既存のトレーニング手法と比較して良好な学習効果が確かめられた。
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