研究課題/領域番号 |
26540140
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
董 芳艶 東京工業大学, 情報生命博士教育院, 特任准教授 (30432024)
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研究分担者 |
廣田 薫 東京工業大学, 大学院総合理工学研究科, 教授 (50130943) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 人工知能 / ソフトコンピューティング / 支援システム / 句会法 / アイデア創出 |
研究実績の概要 |
本研究では、句会法に基づくアイディア創出支援システムを構築しその有効性の実証実験を行う。ようするに、感性工学の観点から、日本の伝統的な文化の一つである句会法を応用して、企業の事業創造や新製品開発などの場面でのアイデア創出を効果的に支援する手法を新たに提案する支援システムの構築および有効性の実証実験を行う。句会法をアイデア創出に適用して、システム構築を行う試みはまだ前例がない。また、アイデア創出では、紙シートへの記入や直接討論が基本のKJ 法が従来からよく知られているが、被験者がある程度の経験知を有することが前提になる。それに対し、本提案ではネット接続のPC から入力することが前提で、初心者から専門知識を有する者まで、多様な被験者集団に対してうまく機能する事を目指しており、実証実験を通してその有効性を確認する。 研究実施計画に基づき、平成27年度においては、前年度で構築したシステムの運用実験と評価を行った。具体的には、構築したシステムを稼働して初心者グループとベテラングループの双方から創出されたアイデアのデータ分析を行い、最終案で絞られる少数のアイデアに感性分析を適用して有効性を判定する。適用実験は、大学の研究室で実施しその具体的課題例としては「海外から東京への観光客を倍増するにはどうしたらよいか?」という例を考えている。被験者としては数名で、それぞれがアイデア創出に携わっており、うち1名は司会者を兼ねるものとした。平成28年度では、実験結果の多様性を保つため、試験者は日本人のみではなく、海外からの留学生を試験者として受け入れた。進行管理を円滑に行うために、司会者は若干の時間の増減が許されるものとして、句会法に基づくアイディア創出には役に立つことを確認している。
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