技術者によるソースコード理解を容易にするためのシステム支援として,ソースコードに対するアノテーションと検索を一体的に扱うことによって,複数の利用者が自らの知識をソースコードと明確に対応付けてシステムに蓄積していき,必要に応じて対話的な一般化によってソースコード内での類似個所をシステムが提示する等が可能な枠組みを提案した. その実現手法として,抽象構文木のノードタプルをソースコード上の意味付与対象とする事,対象の一般化をプリミティブ属性関数の再帰的組合せで構成する検索手法空間での判別で実現する事,発見的・適応的に探索のバイアスを変更する事等を提案し,プロトタイプの実装と評価を行なった.
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