研究課題/領域番号 |
26540170
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研究機関 | 独立行政法人理化学研究所 |
研究代表者 |
天野 晃 独立行政法人理化学研究所, バイオリソースセンター, 特別任期制研究員 (20622012)
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研究分担者 |
角田 裕之 鶴見大学, 文学部, 教授 (30454961)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | バイオリソース / 研究機関評価 / 研究機関影響度 |
研究実績の概要 |
開始当初、試験的な実施として、当研究所(理研BRC)の利用者成果(バイオリソースの利用が判明している論文)を対象に、PMCをソースとして論文ID(pmid)をマッチさせ、ある程度の存在と、実際のリソース利用に関する記述を確認した。この作業をもとに以下の計画のための技術的基盤を確立した(https://github.com/kouamano/KAKEN-26540170)。また、この試験結果をもとに、バイオリソースの引用記述パターンの検索対象を、論文の謝辞部分と材料部分に限定した。 [既知機関名の決定]バイオリソースの引用に関する記述パターンを決定するための機関名として、NBRP参画機関を対象とした。 [既知バイオリソース名の決定]バイオリソースの引用に関する記述パターンを決定するためのバイオリソース名として、NBRPよりダウンロード可能な利用者成果を対象とした(http://rrc.nbrp.jp/referenceListAction.do)。 [評価対象機関名の決定]評価対象を決定するため、PMC登録論文の著者所属より機関名を抽出中である。著者所属の表現にはさまざまなそれが含まれるため、カンマ(,)を区切りとするフレーズを、引用パターン検索対象であるPMC論文の謝辞部分と材料部分に対してヒットさせ、ヒットしたものを候補とし、さらに候補をハンドサーチにより絞り込む作業を行っている。 [バイオリソース名データベース作成]当初バイオリソース名のデータベースを作成することを計画していたが、バイオリソース名のパターンのバラエティが非常に高く、効果に疑問があるためにこれを行わないこととした。この場合においても、一部のバイオリソース名を利用し、バイオリソースの引用記述パターン抽出は可能である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
やや遅れている最大の理由は、バイリソース名データベースの構築が困難であったため。最終的にデータベースを作成しない計画へ変更した。この場合においても、最終的な目標に変更はない。
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今後の研究の推進方策 |
計画に遅れが生じている点、および、バイオリソース名データベースの構築ができなかったことを除き、当初の計画に即して研究を進める予定である。バイオリソース名データベースの代わりとして、一部の判明しているバイオリソース名セットを用いることで対応する。
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次年度使用額が生じた理由 |
ストレージの購入金額が当初計画時よりも低かったこと、および、ワールドハイヤーエデュケーションが販売されなくなり購入できなかったことによる。
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次年度使用額の使用計画 |
データのアノテーション等の人件費または委託費として使用予定。
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