| 研究課題/領域番号 |
26540176
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| 研究機関 | 流通科学大学 |
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研究代表者 |
関 陽 流通科学大学, 経済学部, 准教授 (00258170)
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| 研究分担者 |
上田 義朗 流通科学大学, 商学部, 教授 (80203454)
平越 裕之 流通科学大学, 経済学部, 教授 (80248161)
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| 研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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| キーワード | 2次元コード / 偽造防止 / トレーサビリティ / 読み取り / 識別 / テンプレートマッチング / レーザー加工 / 微細 |
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| 研究実績の概要 |
本研究では、金属部品などの偽造・模倣防止対策として偽造防止ラベル・バーコード・ＱＲコード等にかわる実用的な方法を研究開発し、模倣品による収益圧迫等の削減に寄与することを目的とする。具体的には、既存のバーコードなどに代替しうる数mm×数mm程度の情報記録用極小２次元コードを考案し、その刻印の実験を行い、読み取りを行うためのシステム及び装置を試作品として製作する。H27年度は金属材質にレーザー加工で刻印した2次元コードを使い、読み取りプログラムの開発と改良を行った。テンプレートマッチングを用いた2次元コードの識別において、実験によって2次元コードに有効な類似度尺度を選出し、コード識別手順を組み立て、識別の安定性を検討した。異なるサイズのサンプルコードに対して識別を行った結果、加工でコードの形が崩れている1mm程度サイズの場合はある程度誤検出が生じたものの、コードがほぼ原形通りに刻印・撮影することができる2mm程度サイズ以上の場合は、金属の模様等である程度傷ついたものでも、すべて正しく識別することができた。また、レーザー加工以外の方法による刻印の検討も行っており、現在も進行中である。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
レーザー加工と読み取りの実験の結果、1mm程度の極小サイズではコードの形の崩れに起因する読み取りの難点があり、その対処が必要となり、時間を要した。レーザー加工以外の方法で、さらに小型・精密に金属にコードを「印刷」するなどの方法も導入することを検討している。
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| 今後の研究の推進方策 |
平成28年度は、レーザー加工に代わる方法によるコード刻印の実験を進め、比較検討を行う予定である。また、前年度に引き続き読み取りプログラムの改良を行う予定である。中国や他のアジア諸国でも知的財産権の保護対策の調査を行う予定である。そして、全体の取りまとめを行い総括する。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
極小サイズにおけるコードの形崩れに対処するために研究の一部が遅れたため。
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| 次年度使用額の使用計画 |
各種の方法による刻印実験、必要な装置や機器の開発や購入、資料の購入、調査、研究打ち合わせや発表に使用する計画である。
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