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2014 年度 実施状況報告書

データセンターネットワークを対象をしたSDN構築演習支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 26540180
研究機関信州大学

研究代表者

新村 正明  信州大学, 学術研究院工学系, 准教授 (20345755)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードSDN / ネットワーク / 演習支援
研究実績の概要

本研究は,SDN 本来の機能であるソフトウェアによるネットワーク構成の動的な変更を行う技術の習得を目的とした演習の開発のため,演習題材としてデータセンター内ネットワーク構築を取り上げ,サーバ負荷等のネットワーク外の状況をネットワーク構成に反映させる演習を行うことが可能な演習支援システムの構築を行う.
平成26年度は,「演習システム」の開発を行った.このシステムは,仮想化技術を用いることで受講生毎に SDN の開発環境を提供し,個々に独立した演習を行うことを可能とした.これにより SDN を用いた基本的なネットワーク構築演習が可能となった.この演習システムを実際の授業に適用し,授業実践において演習システムの機能確認を行った.
また,我々は,すでに SDN の技術修得を目的とした授業を運営しており,この授業において,本研究の対象とであるデータセンター内ネットワーク構築を題材としたカリキュラムの展開を行う予定である.本年度はカリキュラム開発を実施する予定であったが,カリキュラム開発が予想外に進捗したことから,データセンター内ネットワーク構築を演習の一部に組み込み,授業実践を行った.さらに,先に述べた演習システムを用いた授業実践により,学習者の演習の状況を収集し,27年度の実施予定の「負荷コントローラ」に必要とされる機能の調査を行った.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

当初の予定では,本年度はカリキュラム開発のみを実施する予定であったが,進捗状況が良好であり,開発したカリキュラムの一部を本年度の授業に適用することができた.

今後の研究の推進方策

カリキュラム開発において,予定以上に進捗がみられたことから,27年度に予定していた授業実践とカリキュラム改訂を前倒し,先にカリキュラム改訂を行ったのちに,授業実践を行い,よりよいカリキュラムへと改善するサイクルを早めることとする.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2015 2014

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] SDNによるクラウド上での動的なサーバ実習環境構築手法の提案2015

    • 著者名/発表者名
      落合聡裕, 國宗永佳, 新村正明
    • 学会等名
      電子情報通信学会技術研究報告(教育工学)
    • 発表場所
      四国大学交流プラザ(徳島県徳島市)
    • 年月日
      2015-03-14 – 2015-03-14
  • [学会発表] SDNを用いたネットワーク構築演習におけるプログラミング実習法の提案2014

    • 著者名/発表者名
      園生遥, 國宗永佳, 新村正明
    • 学会等名
      電子情報通信学会技術研究報告(教育工学)
    • 発表場所
      金沢大学 角間キャンパス(石川県金沢市)
    • 年月日
      2014-10-08 – 2014-10-08
  • [学会発表] SDNおよび仮想化技術による動的なサーバ実習環境構築システムの提案2014

    • 著者名/発表者名
      新村正明, 園生遥, 國宗永佳
    • 学会等名
      教育システム情報学会第39回全国大会講演論文集
    • 発表場所
      和歌山大学(和歌山県和歌山市)
    • 年月日
      2014-09-10 – 2014-09-12

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公開日: 2016-05-27  

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