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2015 年度 実施状況報告書

発達障害児のメディア・リテラシー育成のためのSNSプラットフォーム

研究課題

研究課題/領域番号 26540182
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

飯田 元  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (20232126)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード発達障害児 / ソーシャルネットワーク / コンピュータリテラシー / 自閉症 / 療育支援
研究実績の概要

27年度前半には、オープンソースのコンテンツマネジメントシステムDrupalによる試作ソーシャルネットワークサービスにビデオ投稿等の機能追加など、必要な試作実装を進めた。さらに、、前年度に検討を行った「レゴ・マインドストーム」を用いた療育プログラムを模擬的に実施し、その運営サイトとして、試作システムを実際に利用する実験を行った。対象として4名の児童(健常者を含む)と保護者に参加してもらい、ファシリテータ1名(本学博士研究員)とティーチングアシスタント2名(本学博士前期課程学生)による制作指導を4回にわたり実施した。途中経過の報告や作品紹介ムービーの投稿などのタスクを行わせたが、PCの操作スキルが低く、保護者の支援がなければWebに書き込めなかったケースや、情緒不安定を理由に途中で参加をとりやめたケースなどがあり、システムの機能について十分な評価を得ることができなかった。このため、28年度には、27年度の知見に基づいた試作システムの改善と、再実験を行うこととし、そのための計画の具体的検討を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

模擬療育タスクにおいて十分な量の使用データが収集できなかったため、翌年度再実施することとした。

今後の研究の推進方策

評価実験の再実施を通じて、ひな形となるSNSプラットフォームの機能を整理し直し、プロトタイプとして公開を予定している。なお、試験運用の結果が良好であれば、継続的な運営を視野に入れた検討も行う。

次年度使用額が生じた理由

実験の規模が不十分であったため、翌年度に再実施することとしたため。

次年度使用額の使用計画

2回目の運用実験を7~8月に実施し、成果発表を行う。

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公開日: 2017-01-06  

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