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2015 年度 実績報告書

ユーザ適応型オンライン教科書の自動生成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 26540184
研究機関放送大学

研究代表者

柳沼 良知  放送大学, 教養学部, 教授 (10251464)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
キーワードオンライン教科書 / プログラミングコンテンツ
研究実績の概要

教育コンテンツを高い精度で多量に収集できたとしても,そのままでは,必ずしも学習者にとって必要な情報を,理解しやすい形で提示できるわけではない.このため,平成27年度は,収集した教育コンテンツをその学習内容に応じて,自動的に関連づけ,分類・提示する手法を開発した.分類・提示手法を確立することで,教育コンテンツを体系化でき,学習者は,自分が学びたい内容を容易に選び出し,利用することができるようになる.
具体的には,それぞれのWebページの3次元空間中での座標については,対応分析により求めた.まず,Webページの文字コードを揃えるとともに,HTMLファイル内の,タグや,Webページのデザインのためのスタイルや,処理を行うためのJavaScriptの記述を削除した.その後,形態素解析ソフトChaSenを用いて,単語ごとに分割する処理を行い,出現頻度が高い順に,約200の単語を選択した.そして,各ページごとに,これらのキーワードの出現頻度のベクトルを作成し,この出現頻度のベクトルを特徴量として,対応分析を行った.対応分析は,テキストマイニングなどで広く利用される手法であり,類似度が高いもの同士を近くになるように配置することができる.
対応分析結果の表示には,X3Dを利用した.X3Dは,3次元空間を記述する言語であるVRMLの後継となる言語であり,XMLベースで3次元空間の記述を行うことができる.X3DをWebGLベースで表示するためのJavaScriptライブラリであるX3DOMを利用することで,Webブラウザ上で,関連するWebページの表示を実現した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 2015

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Web上のプログラミングコンテンツの表示手法の検討2016

    • 著者名/発表者名
      柳沼良知
    • 学会等名
      電子情報通信学会技術研究報告, 115(492), pp.59-60
    • 発表場所
      香川大学
    • 年月日
      2016-03-05
  • [学会発表] Web上のプログラミングコンテンツの収集手法の検討2015

    • 著者名/発表者名
      柳沼良知
    • 学会等名
      教育システム情報学会研究報告, 30(1), pp.89-92
    • 発表場所
      放送大学
    • 年月日
      2015-05-23

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公開日: 2017-01-06  

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