近年、若者の理系離れ、科学離れが問題となっている。こうした問題に対してITの活用が行われているが、一般的なe-Learningシステムにおいては基本的にはPCからの利用が前提であり、学習者自身が参加・体験できる教材の制作には限界がある。本研究では、iPhoneなどのスマートデバイスに着目し、その特徴を活かした化学教育支援のためのiOSアプリケーションの開発を行った。特に、より多くの実験に対応させるための実験操作の分類とその部品化について検討した。さらに、アプリケーション管理サーバを用意して、教師が変更した実験手順の設定を簡単な操作で生徒のアプリケーションに反映させるしくみを検討した。
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