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2015 年度 研究成果報告書

海洋亜表層の窒素循環を制御する微量金属元素の複合作用メカニズム

研究課題

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研究課題/領域番号 26550010
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 環境動態解析
研究機関長崎大学

研究代表者

武田 重信  長崎大学, 水産・環境科学総合研究科(水産), 教授 (20334328)

連携研究者 和田 実  長崎大学, 水産・環境科学総合研究科(水産), 教授 (70292860)
梅澤 有  長崎大学, 水産・環境科学総合研究科(水産), 准教授 (50442538)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
キーワード海洋生態 / 物質循環 / 微量金属 / 窒素 / 植物プランクトン / 鉄
研究成果の概要

北太平洋における現場観測と船上培養実験の結果から、亜表層クロロフィル極大層付近の植物プランクトン群集は強い鉄制限を受けていること、植物プランクトンが増殖に必要とする鉄以外の微量金属元素のうち亜鉛やコバルトについても溶存濃度の低下が認められるが、亜鉛とコバルトによる増殖制限は受けていないこと、鉄供給により植物プランクトン群集の硝酸塩消費が増大することなどが明らかになった。これにより海洋亜表層における窒素循環に関する仮説の中で、鉄欠乏に伴う植物プランクトンの硝酸塩代謝の阻害作用が、亜硝酸塩の細胞外放出を促し、亜硝酸塩の極大層の形成に寄与している可能性が高まった。

自由記述の分野

海洋生物地球化学

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公開日: 2017-05-10  

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