堆積物中のマイクロプラスチックの同定・定量法を開発した。過酸化水素でマイクロプラスチックに付着した生物膜を分解・除去し、NaIで比重分画し、フーリエ変換型赤外分光光度計(FTIR)を使ってプラスチックの同定を行った。Carbonyl IndexとVinyl Indexを併用し、天然高分子有機物とプラスチックを識別した。 東京(皇居桜田壕)、バンコク(タイランド湾)、マレーシア(ジョホール海峡)、ベトナム(トンキン湾)、南アフリカ(ダーバン湾)で採取した柱状堆積物について、いずれも表層(最近堆積した層)に向けた増加傾向が観測された。
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