エピジェネティックな遺伝子の変化、すなわちシトシンのメチル化は外来の化学物質によっても引き起こされると考えられる。O6-メチルグアニンDNAメチル転移酵素(MGMT)のプロモーターはこのようなエピジェネティックな変化を検出できる適当な配列である。本研究ではMGMTプロモーターの下流にヒポキサンチンホスホリボシルトランスフェラーゼ(hprt)cDNAを連結し、さらにネオマイシン耐性遺伝子をもつプラスミドを作製し、hprt欠損細胞に導入することで、MGMTプロモーターが活性化したら6-チオグアニン耐性になる細胞アッセイ系を作製した。この細胞を用いて外来のエピミュータジェンの探索を試みている。
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