研究課題
挑戦的萌芽研究
二重底培養器 (カルチャーインサート) 内にラット初代培養細胞のみを用いて肺胞上皮細胞と肺胞マクロファージによる共培養を形成した肺胞組織モデルを確立した.第二に,肺胞近傍の各組織を一定容量,一定濃度の液体の「箱」とみなす“コンパートメントモデル”を用いて,コンパートメント間のナノ粒子の移行速度を濃度の一次に依存するとした物質収支式で記述することにより,組織モデルの定量結果に基づく数理シミュレーションを行い,ナノ粒子の肺胞部における局在性と血中移行性について検討を行った。
生物化学工学,生体組織工学