研究課題
挑戦的萌芽研究
PCR法ではウイルスの感染性の有無について判定できない。本研究では、PCR法の前処理として、感染性のあるウイルスを選択的に残す手法の開発を行った。様々な菌株を用い、RNAの分解を試みたが、短時間で99%以上のRNA分解(RT-PCRによる定量ベース)を達成することが困難であることが分かった。そこで、細菌処理に代わり、がん治療等で遺伝子に働く治療薬としても用いられているプラチナに着目し、研究を行った。cis-DDPを用いた方法はウイルスの不活化を評価するために効果的な方法であることが分かった。
環境工学