本研究では,撮影者の意図を汲みながらも最適な構図をもつ写真が自動で撮れるオートフレーミング手法の開発を行った. 写真の構図に関する様々なルールを体得し,実際の撮影時に常に最適な構図を得ることは,素人には困難である.我々は,カメラのファインダー画像列を動画解析して撮影者の撮りたい被写体を特定する主観的評価に加え,その位置が構図として美しいかどうかを客観的な美的尺度に基づいて評価することによって,この問題をオンラインで解決する最適化アプローチを確立した.評価実験では、提案手法により生成した画像がユーザが手動で選択したベスト構図に近いことを確認することができた.
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