研究実績の概要 |
本研究は、健常者を対象に基本食と食品別のにおいの原因となりやすい食品(たまねぎ、にんにく、チーズ、にら)摂取後と4種類摂取しない場合をガスクロマトグラフィで硫化水素、アンモニア、メチルメルカプタン、トリメチルアミンの物質濃度(%)を調査した。食物摂取頻度調査は、健常者とストーマ保有者を対象にエネルギー摂取量、たんぱく質摂取量を調査した。 健常者の基本食の物質濃度は、アンモニア0.6ppm、メチルメルカプタン0.08ppm、硫化水素0.09ppm、トリメチルアミン0.04ppmであった。にんにくは、アンモニア0.5ppm、メチルメルカプタン0.03ppm、硫化水素0.01ppm、トリメチルアミン0.04ppm。にらは、アンモニア0.5ppm、メチルメルカプタン0.04ppm、硫化水素0.03ppm、トリメチルアミン0.04ppm。たまねぎは、アンモニア0.5ppm、メチルメルカプタン0.04ppm、硫化水素0.03ppm、トリメチルアミン0.04ppm。チーズは、アンモニア0.5ppm、メチルメルカプタン0.03ppm、硫化水素0.02ppm、トリメチルアミン0.04ppmであった。 健常者のエネルギー摂取量は、男性平均1,501kcal、女性平均1,283kcalであった。ストーマ保有者は、コロストミー平均1,438kcal(うち、大腸1,463 kcal、上行結腸1,835kcal、横行結腸 1,344kcal、下行結腸1,418kcal)、イレオストミー平均1,379kcal であった。 たんぱく質摂取量は、男性平均59.0g、女性平均46.6であった。ストーマ保有者は、コロストミー55.4g(うち、大腸 54.3g、上行結腸 69.0g、横行結腸 56.0g、下行結腸 54.5g)、イレオストミー53.5gであった。
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