オストメイトの直面する問題の一つに「におい」の問題が挙げられている。特に、消化管ストーマ(人工肛門)における「便臭」は、食品の摂取内容により、悪臭のもとになりやすいもの、ガスを発生させやすいもの、下痢になりやすいものがある。一般的ににおいが強くなる食品(たまねぎ、にんにく、チーズ、にら)と4種類摂取しない場合の便臭の物質濃度(%)について調査した。においの分析は、ガスクロマトグラフィを用いて硫化水素、アンモニア、メチルメルカプタン、トリメチルアミンを分析した。においが強くなる食品(たまねぎ、にんにく、チーズ、にら)と4種類摂取しない場合の便臭の物質濃度(%)に差異がみられた。
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