大学等では環境安全分野での、広い視野を持ち、思考力・実践力を身につけた課題解決型人材の育成が期待されている。本研究は、化学物質・高圧ガス・寒剤を取り扱う実験における危険要因の抽出をはかり、実験研究者がリスク管理を自発的に行う教育手法の創成を目的とした。 実習コンテンツとして、化学物質取扱い者を対象としたヒュームフード実習教材、化学物質の飛散および液体窒素漏えい時の危険性と適切な初対応を考えるための教材を作製した。データに基づく教育教材は、座学で得た知識を、自分自身の問題として実践的な知識にすることに効果的であることを明らかにした。
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