全日本学生室内飛行ロボットコンテスト、学生実験、公開講座など多目的に利用可能な飛行ロボットの再設計を行った。昨年までのエルロン機ではなく、自立安定性が非常に高いラダー機とし、積載重量のアップと飛行速度の低速化を図った。これに関しては、「室内飛行ロボットの設計」というタイトルで、福井高専研究紀要に掲載された。 9/5、9/12には、「インドア模型飛行機の製作と飛行練習」と題した公開講座を実施した。この講座は、受講対象を一般とし、定員を3名、但し小学生以上の子供との参加も可能としたところ、すぐに定員に達し、3組の親子が参加された。1日目に、事前にある程度まで完成させた飛行機の制作を行った。2日目には、体育館にて飛行練習を行った。大体の方々が、直線飛行と旋回ができるようになった。アンケートの結果、全員がとても楽しかったとのこと、もっと飛行機を飛ばしたかったとの意見もあった。 後期の本科4年生の学生実験にて、「インドア飛行ロボットの制御」を行った。2コマ4週続きの実験である。こちらは、機体はあらかじめ用意しておき、1週目にインドア模型飛行機の仕組み(座学)、インドア飛行機の組立と飛行体験、制御プログラミングの仕組み(座学)、2週目に飛行練習2回目、制御プログラミングと試験飛行、センサ(加速度3軸、角速度3軸、地磁気3軸)の値取得、PID制御、3週目に制御プログラミング、4週目に自動直線飛行、自動360度旋回飛行を行った。4組12名が参加し、ほとんどの組が自動旋回に成功した。 また、卒業研究にてインドア飛行機の自動制御に取り組み、全日本学生飛行ロボットコンテストにも参加した。トラブルにより良い結果を残せなかったが、その後の進展を3月に開催された「北陸地区学生による研究発表会」にて発表した。なお、この卒業研究は、本学科内での最優秀卒研に選ばれた。
|