研究課題
平成２７年度は、前年度の計画において残されていた第２項目（教育サービスにおけるヒューマンビッグデータ計測）と第３項目（教育サービスにおける「場」のモデル化と設計）を完成するとともに、本来の２７年度の研究計画を遂行した。具体的には、教育現場への実装を目的として１）教育現場における場づくりと共創的イノベーション、２）東京工業大学における教育の場づくりの実践、３）金沢工業大学における教育の場づくりの実践に取り組んだ。特に、第１項目では、研究代表者が所属する理工系の大学教育を取り上げ、教育現場における場づくりへの取り組み（アクティブラーニング等）とそれに対する「場」の可視化技術の導入によって、それらの取り組みの効果を分析し、効果的な学びの場づくりに向けた場のデザイン原理を明らかにした。さらに、このような場づくりを教育イノベーションのＰＤＣＡサイクルの中で実践し、教育効果との相関を分析し、場づくりの方法論として確立した。第２の項目では、東工大教育推進室と協力し、東工大が進める創造性教育の現場等において「場」の評価と教育効果の関係を調査し、多様な教育現場における場づくりの事例を収集した。さらに、第３項目では、研究分担者の所属する金沢工大で導入されているアクティブラーニングの効果を「場」の可視化技術を介して客観的に評価した。
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (8件) (うち招待講演 2件)
PLoS ONE
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