従来,ディスカッション練習などの協調学習型の実習活動は,構造化されたデータとして授業中に記述されず,客観的なデータに基づいて,学習者が振り返りを行ったり,教師が実習結果の評価をすることは困難だった。本研究では,学習者が活動をリアルタイムに観察し,結果を映像データと同期する二つのシステム(ビデオアノテーションシステム),および,システムを導入するための三つの教育プログラムを開発した。さらに,これらのシステムと教育プログラムが,3回のディスカション練習(1大学,2ワークショップ),1回のプレゼンテーション練習(1大学)で実践可能であることを確認した。
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