研究課題/領域番号 |
26560136
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
村瀬 雅俊 京都大学, 基礎物理学研究所, 准教授 (10182122)
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研究分担者 |
村瀬 智子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (80210037)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 統一生命理論 / 自己・非自己循環 / メタ認識 / 創造性 / 創発 / 創発 / 構造主義 / 統合科学 |
研究実績の概要 |
2014年度には、京都大学研究大学強化促進事業 学際・国際・人際融合事業「知の越境」融合チーム研究プログラム-SPIRITS-により、3つの学会シンポジウム(約400名参加)、23回の公開・研究集会を開催した(約1300名参加)。本申請者の論文6編が出版。京都新聞・朝刊第一面(2015年2月8日(日)第一面)で研究紹介がなされた。異分野交流を促進する電子ジャーナル Journal of Integrated Creative Studies(http://icis-kyoto.jp/)を創刊。 2015年度には、京都大学研究連携基盤・未来創成学国際研究ユニットを立ち上げ、2編の論文を出版。日経新聞・朝刊(2015年12月16日、文化面)で研究紹介がなされた。3つの国際シンポジウムでの招待講演、2つの国内研究会での招待講演、2つの学会での口頭発表を実施。 2016年度には、3つの国際学会での招待講演、2つの論文発表、1つの著書分担執筆を行った。また、東京新聞・5月29日・書評面にて脳科学研究の課題と展望を紹介した。
研究内容:構造主義の観点から、芸術と科学,それに精神や身体の病理は,それぞれの学問領域は異なるにもかかわらず,どれもが同じようにメタ視点の構築を伴って,新たな体験をそのつど繰り返し,そこに持続的価値を見いだしている.その根本には,対立する二者から第三者があらわれる弁証法がある.演繹の働きが,未知なる対象の発見に繋がる. 精神の病理では投影の働きが,心の病の発現に繋がることと皮肉な相関性が見えてくる.また,哲学や科学では,演繹,帰納,分析,類推(アナロジーやアブダクション)の組み合わせによって,様々な哲学や科学が発展した. 精神の病理では,投影,取り入れ,分割,転移の組み合わせによって,多様な心的働きが創発する.
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