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2016 年度 研究成果報告書

骨の炭酸ヒドロキシアパタイトを用いた炭素14年代測定の試み

研究課題

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研究課題/領域番号 26560144
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 文化財科学・博物館学
研究機関名古屋大学

研究代表者

南 雅代  名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 准教授 (90324392)

研究協力者 椋本 ひかり  
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード火葬骨 / 炭素14年代 / 炭酸ヒドロキシアパタイト / XRDパターン / FTIRスペクトル
研究成果の概要

有機成分のコラーゲンが残存していないために炭素14年代測定が不可能とされてきた火葬骨試料に対し、無機成分の炭酸ヒドロキシアパタイト(CHa)を用いて高確度な炭素14年代測定が可能かどうかを調べた。その結果、1)骨は高温(750℃以上)で加熱されるとアパタイトの結晶性が高くなり、続成作用や汚染の影響を受けにくくなること、2)真空下で0.1 mol/L酢酸と1時間反応させることにより、二次炭酸塩や汚染炭素を効率的に除去し,骨CHa中の炭素のみを抽出することが可能であること、3)アパタイトの結晶性が高い火葬骨においては、CHaを用いた信頼性ある炭素14年代測定が可能であること、が明らかになった。

自由記述の分野

同位体地球化学

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公開日: 2018-03-22  

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