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2016 年度 研究成果報告書

超高精細表面性状分析による弥生・古墳時代青銅鏡の摩滅痕生成過程の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 26560145
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 文化財科学・博物館学
研究機関大阪大学

研究代表者

福永 伸哉  大阪大学, 文学研究科, 教授 (50189958)

連携研究者 中久保 辰夫  大阪大学, 文学研究科, 助教 (30609483)
梅田 純子  大阪大学, 接合科学研究所, 准教授 (50345162)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード青銅鏡 / 摩滅 / 使用痕 / 摺動試験 / 表面観察
研究成果の概要

本研究では、弥生・古墳時代の青銅鏡に見られる「摩滅痕」の生成過程を、走査型電子顕微鏡、3次元マイクロスコープ等を用いた試料表面の高精細観察と、長時間の摺動試験を組み合わせることによって検討した。高精細観察においては、すべての試料が保存処理のための樹脂コーティングを施されていたために、当初の目的を果たせなかったが、出土後の保存処理のあり方に関して課題を明確にできた。摩滅実験については、木綿布を用いて長時間の摺動試験を湿式の方法で行ったが、表面の摩滅は認められなかった。これによって、長期間の手摺れによる摩滅痕を根拠とする「伝世鏡論」には再検討の必要があることが明らかになった。

自由記述の分野

考古学

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公開日: 2018-03-22  

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