地域ごとの揺れの不均質を知るために、小型軽量で安価な地震観測システムの開発研究を行った。揺れは、地盤構造や建築物等の違いによって異なり、被害に違いが生じていた。このような差を考慮することで、きめ細かな減災対策や救援計画の実現に寄与するような情報を提供する装置の開発を目的とした。特に大地震発生時には調査が困難であるため、現地の状態を的確に捉えて、それを必要とする被災者と救援を行う行政にいち早く伝えることが大事である。そのような、劣悪な環境においても稼働して、その後の復旧・復興に役立てられる基礎情報の提供を目指した地震計の開発を行った。
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