本研究では現実的な計算コストで小隕石落下時の被害範囲を予測するために,小隕石に対して大きなセルを用いても解析可能な小隕石近似解析モデルを構築した. 衝撃波の2次元及び3次元的構造を確認できた。 さらに, より実現象に即した解析を行うために鉛直方向の大気モデルを構築,導入した. その結果,大気分布の有無により圧力値が大きく異なることが分かり, 大気分布の必要性が高いことが示された.この解析手法を用いて,小隕石の速度・角度を変えながら様々な条件下で解析を行い, 地表面の加圧範囲について調査した. 小隕石落下点の周辺50km範囲内の1500Pa以上の加圧分布を約1時間程度で解析可能にした。
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