レーザ光を用いたバイオセラミックス(G-HAp)と生体骨組織の接合技術を示し、実用化の可能性を探り、次の成果が得られた。接合部およびG-HApの強度向上による適用範囲の拡大を図り、ウシ骨試料にG-HAp試験片(板厚1mm)を多点接合し、せん断接合強度が21N以上になる方法を考案した。より厚いG-HApに対して、接合部のみを接合可能な板厚に成形するなど、接合可能な試験片形状を示した。ほとんどの生体骨は楕円断面をしていることから、G-HApのペーストを利用した。骨との接合強度が最大となるG-HApペーストの成形方法、製造方法、成分比を検討した。
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