1)赤血球破断ひずみ:赤血球を顕微鏡下にて単体で引張り試験を行った.破断ひずみは,平均で3~4程度であり,最大で5.32であった. 2)赤血球引張り試験の把持位置が破断ひずみに与える影響:赤血球を正対する位置から把持する場合に比べて,ずらして把持した場合では,膜面上の最大第一主ひずみは3倍以上大きくなり,赤血球の中央以外に応力集中することがわかった. 3)溶血の可視化:赤血球をルミノール溶液中で破壊した.光をEM-CCDカメラで捉えたところ,赤血球の位置と発光位置が重なった.これにより,EM-CCDカメラによりルミノール反応から溶血発生位置を検知することができることを明らかにした.
|