我々が提案しているワンショットフーリエ分光イメージング技術は、小型化及び低価格化を必要とするスマートフォンにも搭載可能となる超小型分光装置の実現を可能にする。しかし、提案技術には視野絞りとして光学系に導入しているスリットが原因の感度不足という課題が存在していた。低倍率の光学系では、対物レンズ側の焦点距離を長くすることで光路長が長くなってしまい、小型化が難しくなってしまう。そのため、我々はスリット幅を広げて光量を確保し、同時に回折角の減少を補う為に平凹シリンドリカルレンズにより平行光束径を拡張することで、光学系を等倍率で構築したワンショットフーリエ分光イメージング技術の高感度化を実現した。
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