バイオ燃料電池を搭載するためのリザーバー形状をCADでデザインし、CAM微細加工機でアクリル板を切削し熱硬化性樹脂PDMSをキャストしてデバイスの鋳型を作成した。In vitroウサギ強膜チャンバーを用いて電気刺激による薬剤の強膜通過促進性を検討した結果、定電流(0.1mA)下でAcceptor側に薬剤移行を認めた。薬剤徐放デバイスをウサギ眼に埋植し血漿中の薬剤代謝物濃度をLC/MS/MSで測定した結果、薬剤放出量と血漿中薬剤代謝物濃度に相関関係を認めた。今後デバイスの安定した発電性を得ることができたら、In vivoにおける発電の薬剤移行促進効果を血漿中薬剤代謝物濃度から推定する予定である。
|