本研究では、スペクトルアンミキシング機構を具備する蛍光マルチスペクトルイメージングシステムを搭載した蛍光内視鏡システムを開発して、標的蛍光物質を定量的かつ特異度高く描出することで悪性腫瘍などの病態をin vivo, リアルタイムに客観評価できる医療技術を確立することを目的としている。 最終年度(2年目)においては、初年度に開発した蛍光マルチスペクトルイメージング内視鏡システムを用いて、内在性アミノ酸を生体投与することによって代謝されて生じる蛍光物質を指標とした動脈硬化プラークのイメージングにつき、生きたままリアルタイムに可視化することに成功した。
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