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2015 年度 実施状況報告書

測定障害と空間行為に関する実証的検討

研究課題

研究課題/領域番号 26560302
研究機関東京大学

研究代表者

二瓶 美里  東京大学, 新領域創成科学研究科, 講師 (20409668)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード認知 / 歩行 / 移動
研究実績の概要

本研究では、自動車や車椅子の運転行動に見られる横傾斜のない平坦路面での著しい片寄りや車間距離不定、歩行時に見られる歩行路の片寄りやフラつきなどの不安定な移動行動に着目し、これらに共通した要因を明らかにすることと、原因に応じた安全な移動支援の方策を提案することを目的とする。具体的には小脳に起因する協調運動障害の一つである測定障害がこれらの不安全行動の位置要因であるとの仮設を立て、測定障害が空間移動に与える影響を実証的に解明し、測定障害を定量的に把握する測定装置を開発することで、障害の程度に応じた支援手法を考案する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究では、当初測定障害の測定手法の開発を目指していたが、測定障害だけを測定するツールではその後の検証が困難なため、空間行為全般において関連する視空有間認知機能や空間構成機能などについても測定機能として検討し総合的な評価ツールを開発することとして度要求機能の再考および要求仕様の抽出を行った。そのための実験協力者の選定方法を見直しや専門医への調査、さらなる文献調査などを実施し、知見の整理を行った。前年度での計画変更等が生じたため、開発と検証実験については次年度実施する。

今後の研究の推進方策

本研究で提案した総合的な評価ツールの開発と、検証実験を行う。

次年度使用額が生じた理由

研究実施期間内に産休およびそれに伴う実験計画変更、研究進捗に伴う評価ツールの再考部分が生じたため。

次年度使用額の使用計画

評価ツールの開発とその検証実験を実施する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Relationship between Cognitive Decline and Lane-keeping Behaviors in Drivers with Mild Cognitive Impairment2015

    • 著者名/発表者名
      Kazuya ENDO, Misato NIHEI, Yudai ASHIDA, Akira TAMAI, Minoru KAMATA
    • 学会等名
      37th Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society
    • 発表場所
      Milan, Italy
    • 年月日
      2015-08-28
    • 国際学会

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公開日: 2017-01-06  

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