転倒による骨折は日常生活活動に大きな影響をもたらす。また、関節炎も老化に伴う疾患の1つで、予防や治療を積極的に行っていく必要がある。本研究は骨密度低下モデルマウスを用い新規二重運動負荷刺激法を用いてその症状緩和について検討を行った。その結果、閉経後の骨密度代謝は活発に行われていることが推察でき、運動刺激と休息を十分にとることが骨密度低下の症状緩和につながるのではないかと推察された。また、関節炎モデルマウスを用いた実験からは、運動後に骨格筋から抗炎症性作用マイオカインの発現量が増加し、炎症性作マイオカインの発現量が抑制された。それにより関節炎の発症の遅延化と症状進行の遅延化が推察された。
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