本研究では、ユネスコの2015年と1978年の「体育・身体活動・スポーツ国際憲章」を比較検討し,変化する体育・スポーツに対する役割・期待を整理し,基本的権利の継続,学校体育での運動実践にふれた。また、チェコにおける民主化と学校体育については、まず、第2次大戦終結にともなう共産主義との融合がみられた。その後、1989年のビロード革命まで民衆力の集結があり、それが1989年以後のヨーロッパ化への体育・スポーツのあり方として呼応する。今日では、2014年にチェコ独自の指導書が作成され、「体の動かし方」を含め、地域および家庭での運動・遊び、休憩、栄養、給食など学校体育との関連を示している。
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